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患者さん

気管支サーモプラスティ治療

 近年吸入ステロイドの普及などにより喘息のコントロールは改善し、喘息死も減少しております。一方十分な薬物治療にもかかわらず、症状が持続する重症気管喘息患者さんも存在し、これらの患者さんでは日常生活が少なからず制限されています。重症喘息に対しては、分子標的薬の開発も進んでおりますが、2000年代に入り、重症喘息の症状緩和を目的とした気管支サーモプラスティが開発され、2015年4月に日本でもこの治療法が保険収載されました。

サーモプラスティイメージ01 当呼吸器センターでは、重症気管支喘息に対する治療として、オマリズマブやメプリズマブといった分子標的薬の導入に加え、症状緩和を目的とする気管支サーモプラスティを岩手医科大学に次いで東北地方で2番目に導入いたしました。

気管支サーモプラスティーとは?

 気管支鏡を用いて行う処置で、気管支鏡先端から電極付きカテーテルを出し、気管支の内側を65℃に温めます。気道の内側に熱を加えることにより、喘息の気管支収縮の主な原因となっている肥厚した気道平滑筋の量が減少します。この事により、喘息症状が出にくくなります。

気管支サーモプラスティ説明図
治療の対象となる方 治療を適切に続けても喘息症状が出る18歳以上の患者さん


治療の実際
気管支全体を右下肺の気管支・左下肺の気管支・左右上肺の気管支の3回に分けて治療します。気管支に熱を加えても基本的には痛みや熱さは感じないと言われていますが、実際の処置にあたっては、局所麻酔薬に加え、鎮静剤や鎮痛剤を使用して行います。
治療は短期間の入院(4~7日間程度)で行い、3回の治療はそれぞれ3週間以上の間隔をあけて行います。


治療の合併症
治療後に一時的な喘息症状の悪化や血痰の出現が見られることがありますが、重篤なものは報告されていません。


治療後の経過 気管支サーモプラスティ後も吸入ステロイドなどの治療は継続します。
現時点では治療の効果は少なくとも5年以上維持されることが確認されています。

受信について[紹介予約を希望される方]
かかりつけ医などのお近くの医療機関を受診いただき、主治医の先生と相談のうえ、当院 呼吸器内科・呼吸器外科への紹介状持って、当院を受診してください。

受信について[直接来院を希望される方]

呼吸器内科・呼吸器外科の外来診療日に受診してください。予約の患者様優先となっておりますので、お待ちいただくことがありますが御了承ください。


初診時に他の医療機関からの紹介状をお持ちでない場合、当院では、初診時保険外併用療養費として5,400円(税込)のご負担をお願いしております。


気管支サーモプラスティ(BT)治療の詳細は
ボストン・サイエンティフィックのホームページをご参照ください。

東北労災病院ホームページに掲載されている気管支サーモプラスティ治療に関する機材の画像、イラスト、図表等はボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社より提供されています。
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