独立行政法人労働者健康安全機構 東北労災病院治療就労両立支援センター

TEL 022-275-1085 文字サイズ変更AA

両立支援部

治療就労両立支援センター 両立支援部 キービジュアル

両立支援部について

両立支援部では、働く人の治療と就労の両立を支援しています

労働者健康安全機構では、これまで取り組んできた労災疾病等医学研究から得られた成果を活用することにより、平成26年度から新たに、がん、糖尿病、脳卒中の罹患者及びメンタルヘルス不調者に対し休業等から職場復帰や治療と就労の両立支援への取組を通じて集積した事例の分析・評価等を行い、医療機関向けのマニュアルを作成して、最終的には全国の労災指定医療機関等へ提供し、普及することに取り組んでおります。 当センターでは、がんの両立支援を実施しております。


両立支援部のカンファレンス
両立支援部 部長紹介

治療就労両立支援センター 両立支援部部長 野村 良平

東北労災病院ヘルニア外科副部長・内視鏡下手術センター副センター長
治療就労両立支援センター 両立支援部長(兼務)


野村 良平

《略歴》
平成10年3月 順天堂大学医学部卒業
平成18年3月 順天堂大学大学院卒業(学位取得)
平成22年4月 東北労災病院外科
平成26年4月 外科副部長・両立支援部副部長
《専門領域》
外科(内視鏡外科)
《資格・認定医》
日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本医師会認定産業医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、マンモグラフィー読影認定医

治療就労両立支援事業

治療と就労と両立支援の取組(流れ)について
  • ・当センターでは、「がん」の両立支援に取り組んでおります。
  • ・こちらから治療と就労の両立支援について患者さんにご説明し、同意を得られた場合は支援を行います。
  • ・当機構の両立支援のスタイルは、医療情報及び職業情報等の収集・整理を行う「復職コーディネーター(両立支援コーディネーター)」が中心となり、医師及び看護師等の医療者で構成されたチームによる支援を行うことです。

治療と就労の両立支援のイメージ図
PDFを見る

治療の流れは、「診断・告知」から「手術・治療」から「経過観察」となるのが一般的ですので、それに対応して概ね4つのステップに分けて支援を進めます。
上記に示したイメージ図は原則であり、実際、患者さんの実態に合わせて、医療スタッフが話し合い進めて行きます。

治療と就労の両立支援のイメージ図
PDFを見る

以上のように労働者健康安全機構の両立支援のスタイルは、チーム医療を原則として、「両立支援コーディネーター(復職コーディネーター)」が中心となり、トライアングル型支援により進めております。

治療と仕事の両立支援

治療と仕事の両立支援とは

生涯のうちに、日本人の2人に1人ががんに罹患し、仕事を持ちながら、がんで通院している方は約32.5万人(平成22年国民生活基礎調査に基づく統計)といわれており、病気になると「働きながら治療をしなければならない、会社に話しをしなければならないのか、今後職場に戻れるのか」ということも気になるところです。

当機構では、病気を抱えながらも、働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療の必要性を理由として職業生活の継続を妨げられることなく、適切な治療を受けながら生き生きと働き続けられる社会を目指す取り組みを行っています。

今、労働者ががんなどの病気を理由として安易に退職を決めてしまわないように、事業者側にも、日頃から病気に関する理解の促進や、労働者との良好なコミュニケーションが求められております。

当センターの取組状況

東北労災病院では、宮城産業保健総合支援センターと連携しながら、

  • ・がんと診断されたけど、仕事を続けたい
  • ・病気のことを会社に上手く伝えられない
  • ・治療と仕事を両立できるか不安
  • ・今後の働き方について誰に相談したらいいのかわからない
  • ・職場の理解・協力が得られない
  • ・治療に合わせた短時間勤務や、休暇の取得が難しい  など

治療と仕事の両立に悩んでいる方のために、相談窓口を開設しております。
相談は、「両立支援促進員」が対応しております。


両立支援促進員とは 保健師、社会保険労務士、医療ソーシャルワーカーなどの両立支援の知識を有した専門家です。医療機関(主治医など)と連携して、あなたと会社、(事業者、人事労務担当者など)の間の調整をします。
治療と仕事の両立支援に取り組むメリット
治療と仕事の両立支援を推進することは、労働者だけでなく事業者の方にも以下のメリットがあります。
【事業者のメリット】
  • ① 労働者の「健康確保」の推進
  • ② 継続的な人材の確保
  • ③ 労働者のモチベーションの向上による人材の定着・生産性の向上
  • ④ 「健康経営」の実現
  • ⑤ 多様な人材の活用による組織や事業の活性化
【労働者のメリット】

  • ① 治療に関する配慮が行われることによる病気の増悪の防止
  • ② 治療を受けながら仕事の継続
  • ③ 安心感やモチベーションの向上
  • ④ 収入を得ること

治療と職業生活の両立のための手順(例)

治療と仕事の両立支援に関するパンフレットのご案内
お問い合わせ

「治療と就労の両立支援」に関する相談対応部門 
東北労災病院 管理棟1階 地域医療連携センター

「治療と就労の両立支援」に関するお電話によるお問い合わせ先
 東北労災病院 代表 022-275-1111
 「治療就労両立支援センター」あるいは
 「地域医療連携センター」とお申し付けください。

ページのトップへ戻る