中央検査部門
はじめに
中央検査部は、患者さんの医療に不可欠である臨床検査を担当する部門です。
臨床検査とは、様々な検査技術を用いて疾患の診断根拠となる的確なデータと情報を主治医に報告し、病態や治療方針の決定、あるいは治療の経過観察などに寄与する分野です。
当院の臨床検査は、大きく「検体検査部門」「生理検査部門」に分かれます。「検体検査部門」は貧血や炎症・血液の固まりやすさを調べる血液検査、肝機能や腎機能・感染症・腫瘍マーカーなどを調べる生化学検査、尿の成分や糞便の状態を調べる一般検査、炎症の原因である細菌やウイルスを調べる細菌検査、患者さんに輸血しても不利益が無い血液を検査し提供する輸血検査などの業務に分かれます。
一方、「生理検査部門」は直接人体を対象として心電図検査や肺機能検査、腹部・心臓・頸動脈・下肢血管などの超音波検査などに分かれます。このように臨床検査の分野は多岐におよび、国家資格を有する臨床検査技師26名で業務を遂行しております。
最新の機器を用いて、技術、精度面での向上を目指し、迅速かつ正確な情報の提供に努め、精度面では2013年から日本臨床検査技師会・日本臨床検査標準協議会認定の「精度保証施設認証」を受けております。また各専門分野の学会にも積極的に入会し、最新の情報入手と各学会認定資格を取得し、24時間体制で皆様の健康に寄与できることを目的としております。
認定技師等
超音波検査士 | 7名 |
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細胞検査士 | 3名 |
認定輸血検査技師 | 1名 |
認定血液検査技師 | 2名 |
糖尿病療養指導士 | 3名 |
認定救急検査技師 | 1名 |
第一種衛生管理者 | 2名 |
特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者 | 1名 |
(2024年4月現在)