糖尿病・内分泌・高血圧センター
センターの特色
平成28年の国民健康栄養調査の結果では、糖尿病が強く疑われる成人男女は約1,000万人に達しました。
糖尿病は無症状の期間が長いため、気がつかないで放置している方や健診で糖尿病を指摘されていても医療機関を受診していない方も多くいます。糖尿病は合併症がひどくなってからでは医療費が高くなり、患者さんの負担が大きくなります。いかに合併症を予防するかが肝要ですが、糖尿病治療の基本はやはり食事療法です。
当センターの特色としては、インスリンを分泌させる大切な膵β細胞を疲弊させないように、炭水化物の中で、特に甘い食べ物、飲み物と上手に付き合うための単純糖質制限の食事指導を推奨しています。膵β細胞がある程度温存されていれば、糖毒性解除後に低血糖を起こしにくい薬の組み合わせで血糖コントロールすることができます。
糖尿病の治療薬は、最近10年間にめまぐるしく進歩し作用機序の違いいろいろな薬が開発されました。それで一人一人患者さんに合った治療が可能になりました。できるだけ低血糖の心配がない治療法で、血糖コントロールするようにしています。
また、2番目の特色としては、当センターでは病診連携にも重点をおいています。血糖コントロールや合併症が悪化した際には、かかりつけ医から紹介して頂き、改善してからまたお近くのかかりつけ医に逆紹介する役割分担をしています。
当院には専門の試験に合格した糖尿病療養指導士が18名(内1名認定看護師)もおり、皆様の療養のお手伝いをしています。 また日本糖尿病学会より糖尿病専門の内科医師を育成する認定施設にもなっています。
診療内容
- 外来
- 1型糖尿病、不安定糖尿病、糖尿病性腎症、糖尿病網膜症、その他糖尿病疾患に対する診断及び治療を行います。
- 入院
- 糖尿病教育入院、糖尿病コントロール入院、週末短期体験入院、糖尿病昏睡などの急性期入院、合併症治療入院
診療体制
- センター長
- 糖尿病・内分泌・高血圧内科部長 鴇田 藍
- 診療担当
- 糖尿病・内分泌・高血圧内科医師 6名
お問い合わせ先
- 糖尿病・内分泌・高血圧内科
- 電話(022)275-1111(代)