大腸肛門外科
診療科の特色
当科では炎症性腸疾患に対する外科治療と、各種肛門疾患の外科治療を二本柱として診療を行っています。当院消化器内科、および地域の消化器内科や外科・肛門科の先生方と緊密な連携を取り、適切なタイミングで炎症性腸疾患に対する外科治療を担っています。
診療内容
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、直腸脱に対して積極的に腹腔鏡下手術を実施しています。当院ではハイビジョン内視鏡や3D内視鏡手術室を設置しており、安全で質の高い腹腔鏡手術が可能となっています。また当科には大腸肛門病学会指導医が2名在籍しており、痔核や痔瘻、裂肛などの各種肛門疾患に対する肛門手術やクローン病の肛門病変に対する診断・治療も数多く手がけています。
大腸肛門外科手術実績(年別手術件数)
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
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潰瘍性大腸炎 | 30 | 27 | 37 | 28 | 18 |
クローン病 | 36 | 32 | 40 | 35 | 42 |
痔核 | 20 | 19 | 17 | 18 | 15 |
痔ろう | 24 | 21 | 18 | 23 | 31 |
裂肛 | 0 | 1 | 2 | 2 | 1 |
直腸脱 | 10 | 7 | 7 | 5 | 10 |
直腸膣瘻 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 |
直腸瘤 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
直腸肛門部腫瘍 | 13 | 13 | 10 | 10 | 4 |
その他 | 28 | 24 | 21 | 17 | 14 |
計 | 162 | 145 | 153 | 139 | 135 |
※表は横にスクロールできます。
大腸肛門外科 医師紹介
[大腸肛門外科部長・炎症性腸疾患センター長]
高橋 賢一(平成3年卒)
専門分野 | 消化器外科、大腸肛門外科(潰瘍性大腸炎、クローン病、痔疾患、直腸脱、その他大腸肛門疾患全般、ストーマケア) |
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所属学会、学位・認定等 | 日本炎症性腸疾患協会理事、日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会理事、日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本大腸肛門病学会指導医・専門医、日本消化器病学会指導医・専門医、日本炎症性腸疾患学会IBD指導医、外科周術期感染管理教育医、外科周術期感染管理認定医、インフェクションコントロールドクター、日本栄養治療学会認定医、日本炎症性腸疾患学会代議員、日本大腸肛門病学会評議員、日本消化器病学会評議員、日本外科感染症学会評議員、日本腹部救急医学会評議員、日本内視鏡外科学会会員、日本外科代謝栄養学会会員、日本環境感染学会会員、日本臨床外科学会会員など |
患者さんへのメッセージ | 感染予防の徹底や適切な栄養管理などにより、合併症の少ない外科治療を心掛けています。 |
[大腸肛門外科部長]
羽根田 祥(平成12年卒)
専門分野 | 大腸癌、炎症性腸疾患の外科治療、肛門疾患全般、ストーマ治療など |
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所属学会、学位・認定等 | 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医、日本大腸肛門病学会専門医・指導医、日本炎症性腸疾患学会IBD指導医、日本臨床外科学会、日本内視鏡外科学会、日本職業・災害医学会、日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会ストーマ認定士 |
患者さんへのメッセージ | QOLの改善を目標とした安全な外科治療の提供を心がけます。よろしくお願いします。 |